書評


久しぶりに読んでぐっとくるビジネス書に出会った。このような言葉に力がある本と出会うことは滅多にない。それゆえに、この本を読み終えたときに、出会えたことに嬉しくなった。本書のタイトルは 断言しよう、人生は変えられるのだ。 !2年前に強烈なインパクトを残した『 媚びない人生 』の著書であるジョン・キムさんの最新刊だ。

タイトルにもある通り『断言しよう、人生は変えられるのだ。 』が本書の最大のメッセージである。

多くの人が今以上により良い人生を送りたいと思っている。無論、僕もその一人だ。だが、その一方で、思うような結果が出ない中、理想と現実の間で苦しんできた。それゆえに、人生を変えることはなかなか難しいとも思う気持ちもある。しかし、悩みがあるからこそ、人生に対して真摯に向き合っているともいえる。そして、悩みがあるからこそ、それをなんとか乗り越えたいとも思う。そう、時には、悩みは人生を変える契機にもなるのだ。

 人生に悩み、苦しんでいるということは、人生を本気で生きているともいえる証なのだ。だから、悩みがたること自体、それが人生を大きく変える契機となり得る。
(ジョン・キム著『断言しよう、人生は変えられるのだ。』より P2)


では、人生を変えるためには何が必要か?著書は視点を変えることが必要」と述べている。


 「外」を変えることはできない。重要なのは、内面の気づきなのだ。それこそが、視点を変えることにほかならない。

日常の景色を変えたいときには、外の景色を変えるのではなく、自分の見る目線を変えるのだ。そうすることで、まったく見えてくるものが変わっていくのである。
(ジョン・キム著『断言しよう、人生は変えられるのだ。』より P3)


では、視点を変えるためにに必要な力は何か?本書では、視点を変えるために必要な力として、以下の8つを紹介している。

 ・感情力
 ・解釈力
 ・感受力
 ・対話力
 ・人脈力
 ・時間力
 ・読書力
 ・選択力

これらの力を身につけた時の最終的なゴールはどこか?それは「絶対不可侵の自己を確立すること」と述べている。言葉にすると「何か大きなことをしなくては!」となりがちであるが、最初の一歩は小さいものでいい。視点を変えることで、小さな変化を起こすことが大事となる。

例えば、自分が抱えていた悩みに対する友人のひと言によって新しい視点を得ることができ、気持ちの変化に伴って、自分を取り巻く環境が変わったという経験はなかろうか?もしかしたら、その変化は小さいものであるかもしれない。しかし、小さな変化の積み重ねこそが、人生を変えることにつながる。

人生が変わると、今までとは見える景色も変わってくる。それは、例えて言うならば、「山登り」と似ている。山を登っている途中では、沿道に生えている木々のために、景色は同じように見える。しかし、一旦、山頂付近まで登ると、見える景色が変わっていることに気づく。それは、今までと違った絶景であろう。人生が変わったと感じる瞬間を山登りに例えて述べたが、「人生が変わった!」と感じる瞬間は、後になって自分の人生を振り返ったときに気づくものだと思う。

とはいえ、山登りの最初の一歩を踏み出すためには、やはり勇気とエネルギーが必要だ。だが、本書の言葉には力がある。そして、本書が持つ言葉の力が、きっと、本書を読んだ方の背中を押してくれるはずだ。


Change

photo credit: SomeDriftwood via photopin cc


関連書籍




目次

 第1章 感情力
 第2章 解釈力
 第3章 感受力
 第4章 対話力
 第5章 人脈力
 第6章 時間力
 第7章 読書力
 第8章 選択力


ブログランキングに参加しております。よろしかったらクリックをお願いいたします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

ITが苦手な事業主やブログ運営者のためのメルマガ! 登録はこちらをクリック!