本文引用


■自分の「底」を知れば怖くない

 波を感じとることで一番大切なのは、落ち幅がわかること。
 ギャンブルというのは必ず落ちるときがくる。そして、その落ち幅 の最大値が、想定内なのか想定外なのかで、話が違ってくる。
 
想定内であれば何の問題もない。
 もし、想定外だった場合は、自分が考えていたこととは違う、何かが起きている。それは、自分のミスに気づいていないのかもしれないし、カジノがイカサマをやっているのかもしれない。
 逆にいうと、敗因を読み切れないうちは、勝負に入ってはいけないのだ。
 勝負前の準備で、波の落ち幅をちゃんと読み切っておけば、「あれ?この落ち幅は絶対にないな」というときがある。それは、自分が想定していた勝負と、今やっている勝負にズレがあるということ。
 そのズレを読み切ることができない限り、勝負というのは負け続けるようになっている。

(中略)

 落ち幅がわかっていると、こうして長いスパンで物事を見ることができる。

 
しかし、落ち幅が分かっていないから、少し落ちただけでブレてしまう。
「スランプじゃないか」と思ったり、「何でダメなんだろう?」と思ってしまう。
 ベストな準備ができていないと、メンタルと思考が負の連鎖に陥いる。
 そこで反省したからといって、目の前の勝負に勝てるわけではない。そもそも、「ちゃんと準備できたかな」くらいの準備では、勝ち続けていくのは無理だ。
 1回の勝負や、1日、1週間といった単位では勝てるかもしれない、1カ月勝ち続けるのは厳しいし、3カ月もつことはない。
 だからこそ、自分の「底」を感じることが大切だ。

 底がわかっていると、精神的に動揺しないのでブレずに勝負することができる。「60万円までは下がるだろう」と予測出来ていた場合、実際に70万円くらいにまで落ちてしまっても、慌てたりすることはない。
 最悪の事態までにまだ10万円あるとわかっているから、
「ここから復活するのかな?」
「あと10万円負けて最悪の事態まで陥ってから、復活するのかな?」
と、余裕を持って勝負を楽しむことができる。

 底を知ることで運の波をコントロールできる。
 勝負を手のひらの上で動かしていける。

(プロギャンブラーのぶき著『勝率9割の選択 』より P60~P63)

Gamble
photo credit: Kevin Labianco via photopin cc


感想

人生には良いときもあれば、悪いときもある。
誰しもが分かっていることではあるが、ときに、忘れることが多い。調子が良いときは、つい、その調子が永遠に続くものと思いがちだ。だが、ひとたび調子を崩すと、調子が良いときとのギャップに動揺し、絶望の気持ちにさせることがある。

しかし、自分の人生の波を感じることができれば、「ああ、今、底にいるな!少し、波が上向くまでおとなしくしていよう!」と思ったりすることができる。長期的な視点で物事を見ることができる。

そして、波の底を感じることができるということは、波の底から脱した瞬間を感じ取ることもできる。

良い時は永遠に続かない。逆に悪い時もまたしかりだ。そんな人生の波を感じながら生きることで、精神的にも比較的落ち着いた状態で生きることができると思うし、勝負時を感じ取ることができるようになると思う。

「人生には良いときも悪いときもある」という人生の本質を表した文章。


目次


 第1章 勝ち続けるための決断術
 第2章 全勝をもぎとる行動力
 第3章 ブレないメンタルで心理戦を支配せよ
 第4章 勝つ思考回路で勝ちグセをつくれ
 第5章 運にもてあそばれる人 運をマネジメントする人



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