書評
最近読んだExcelの使い方について優れモノの本というと、僕の中では『ビジネスExcel実践術 (日経BPムック)』を思い起こす。
通常のExcelの使い方を解説した本は、説明書きが充実してはいるものの、初心者にとっては難しいと思う。なぜなら、Excelなどのソフトウェアは、実際に触って覚えることが多いからだ。そのため、本書の説明に沿ったサンプルファイルの提供が重要となる。その点、『ビジネスExcel実践術 (日経BPムック)』は、指定サイトから本書に沿ったサンプルファイルをダウンロードできる。そして、サンプルファイルを本書に沿って操作することで、Excelの機能を覚えることができる。
とはいえ、 『ビジネスExcel実践術 (日経BPムック)』をターゲットとしているのは、Excelの操作に慣れていない初心者向けの内容だ。基本機能は知っているものの、「相手に伝わる見せ方を行うために、どのように資料を作ればよいのか?」というプロフェッショナルにとっては、少し物足りない点は否めない。そんなプロフェッショナルも満足するようなExcel活用術の本が登場した!それが、『ビジネスプロフェッショナルのExcel術 (日経BPムック)』である。
『ビジネスプロフェッショナルのExcel術 (日経BPムック)』は、
・資料を作る
・分析する
・使いこなす
という3点を視点に、構成されている。特に、「資料を作る」のPartは、『外資系金融のExcel作成術』の著者である、慎泰俊さんが解説をしている。
全体を通して言えることは、『ビジネスプロフェッショナルのExcel術 (日経BPムック)』は実践を意識して解説している。このため、サンプルファイルを通じて本書の解説に従って操作することで、プロのコンサルタントが作る資料のコツをつかみやすくなっている。そういう意味においては、今までのExcel解説の本にはない、優れモノの本であることは間違いない!
Excelの本としてだけではなく、「伝える資料をどのように作ればよいのか?」という視点からも本書から学ぶことが多いと思う。
関連書籍
目次
Chapter2 経営コンサルタントが作る顧客を動かすExcelチャート
Chapter3 経営コンサルタントの上司に分かってもらえるExcel文書
Chapter4 効率化:手早く賢く作成するためのノウハウを学ぶ
Chapter5 データ集計:数字を巧みに操るすべを知る
Chapter6 データ分析:実績から次の一手を予測する
Chapter7 書式設定:ビジネス向けに整える基本を作例で学ぶ
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