書評
「人が持つ悩みのほとんどは、人間関係の悩みから派生している」と、あなたは耳にしたことがありませんか?
確かにそれは本当で、思い通りの人生を歩めるかどうかは、あなたの「人間関係の在り方」が、大きく関係しているのです。
これは、『わたしが神さまから聞いた人間関係の裏ルールをお話しします。 』の最初の文章である。
本書は「仕事」「お金」「健康」「恋愛・結婚」「人生」という、生きる上で誰もが悩みを抱える5つの分野において、「思いもしないようなところでに問題が起こるような間違った人間関係のルール」を”人間関係の裏ルール”として紹介し、幸せになるための考え方を示した本である。それが端的に表れた記述が「はじめに」に書かれているので、紹介したい。
しあわせになるための”神さまのお力”を受け取るためには、器を大きくすることが大切です。
器を大きくする方法は、「人を認める力」と「人を許す力」をつけることだと、神さまから教わりました。
その教えは、わたしに大きな変化をもたらしました。
そして、しあわせになれる考え方があるのなら、それを覚えたいと、必死で勉強しました。
やがて、神さまの教えを勉強しているうちに、人をどれだけしあわせにしたかで、自分のしあわせが決まる、ということがわかってきたのです。
軸となる考え方は「人を認める力」と「人を許す力」だ。この2つは簡単なようで意外と難しい。なぜなら、相手に恨みの念や軽蔑の念などがあると発揮できない力であるからだ。平穏な心が必要なのかもしれない。本書を読み進めていくと、日頃忘れがちな人間関係を築くために必要な事柄が書かれている。
中心となるテーマは読む人によって違うであろう。しかし、人間関係においてギクシャクしている場合があるときは、何らかの原因があるはずだ。本書は、その原因は何かを気づかせる、あるいは、より良い人間関係を築くために必要なものは何かを気づかせるキッカケてなる本である。
関連書籍
目次
第1章 「仕事」で突き抜けるための人間関係の裏ルール
第2章 「お金」をたくさん稼ぐための人間関係の裏ルール
第3章 「健康」に影響をおよぼす人間関係の裏ルール
第4章 「恋愛・結婚」の幸福感を左右する人間関係の裏ルール
第5章 「人生」をより豊かにするための人間関係の裏ルール
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