書評


 
いや〜!非常に面白かった!

経済史の本で、こんな面白い本を読んだことがない!なにしろ経済史の本というと、難しい名前や堅苦しい表現ばかりで読んでいるうちに眠くなる本が多いのだが、本書『やりなおす経済史---本当はよくわかっていない人の2時間で読む教養入門』は300ぺものボリュームがあるにも関わらず、「読み出したら止まらない!」ほど、サクサク読めてしまう本なのだ。経済史の入門書としては、間違いなくNo.1であろう!

著者の陰山克秀氏は代々木ゼミナールで政経・倫理・現代社会を教える公民科人気No.1の先生だ。そんな人気講師が本書で「ヤクザの抗争」に例えながら語っている経済史は、1300年の流れを一気に把握することができる。特に産業革命以降の経済史は、歴史の教科書ではサラリとしか触れられていない部分が詳細に語られている。

例えば、アベノミクス!第二次安倍政権が進めているデフレ脱却のための経済政策であることは、よく知られている。しかし、「アベノミクス」がどのような経済政策なのかは意外と知られていない。そんな方のために、「アベノミクス」のポイントが分かりやすくまとめられている。

(蔭山克秀著やりなおす経済史---本当はよくわかっていない人の2時間で読む教養入門 より P294)
このように、本書は全体を通して経済史におけるポイントを非常に分かりやすくまとめている。しかもマンガのように面白い!これからの動きを押さえるために、過去の主要な動きを押さえることは必要だ。繰り返しになるが、経済史の入門書としては最適の一冊である。

※本書はダイヤモンド社・市川さんより献本いただきました。

やりなおす経済史

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目次

 はじめに  経済史は「欲望のドラマ」だ
 講義の前に  1300年間のピカレスク・ロマン
 第1章 8〜19世紀半ば 今の弱肉強食社会はどのように生まれたのか?
 第2章 19世紀半ば〜1918年 国獲りゲーム勃発!新たな領土を求める仁義なき戦い
 第3章 1919〜1945年 やっぱりカネ、カネだ!カネの流れを巡って史上最大の抗争へ
 第4章 1940年代後半 ついに組長交代!戦後を牛耳るジャイアン体制とは?
 第5章 1940年代後半〜1960年代 一触即発で抗争間近!? 東西組長のにらみ合い
 第6章 1970年代 親分負傷で戦々恐々!世界を飲み込む新たな資本主義の妖怪
 第7章 1980年代 若頭も組長に立候補!?死に体の親分を踏みつける日本の下克上
 第8章 1990年代 カネが分ける新旧の明暗!?グローバル化する抗争劇の勃発
 第9章 2000年代 親分は重体、オジキは仲間割れで、抗争は血みどろ地獄へ
 第10章 2000年代 ついに世代交代!?ニューフェイスが続々組長に立候補
 第11章 2001年〜現在 瀕死の日本はアベノミクスで再起できるか?
 巻末付録 主要な経済学説
 おわりに
 

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次回は......まだ決まっていません(^^; でも、次回もお楽しみ!


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