書評

 
最近、孫子が熱い!

書店に行くと、孫子の兵法に関する本がズラリと並んでいる。一時期のアドラーの本のような人気ぶりだ。そんな中でも特に人気があるのは『まんがで身につく 孫子の兵法 』だ。僕は以前から孫子の兵法が気になってはいたが、「孫子って読みづらそうだなあ!」と思い、他書を敬遠していた。しかし、本書はまんがで書かれていることから「読みやすいだろう」と思い、手にとった。

ところで、孫子とは一体誰か?歴史や漢文の教科書にもよく登場するが、いまいち人物が良く分からない.....というわけで、孫子について、以下に簡単に紹介したい。


(遠越段著『ゼロから学ぶ 孫子 』より P9~P10)

「戦わずして勝つ」を基本とした孫武の戦略思想は、孫正義など、現代においても多くのビジネスパーソンに大きな影響を与えている。そんな『孫子の兵法』の真理を語り、現代においても有用であることを示したのが本書である。本書では、現代によくありがちなビジネスシーンを交えながら多くの孫子の言葉を解説しているが、そんな中でも僕が印象に残ったのは、以下の言葉だ。

(長尾一洋著まんがで身につく 孫子の兵法 より P115)
やはり「戦わずして勝つ」を表したこの言葉だ。この言葉が登場するシーンは、主人公である米倉舞が勤めるオクダ食糧の会長である掃除のおばちゃんが病院に入院したときに伝えられた言葉である。このシーンで掃除のおばちゃん(奥田会長)が述べられた言葉が実にいい!  


例えば、自分とは意見が合わない相手がいるとしよう。そんなとき、真正面から口論すれば、お互い体力は消耗し、傷つけあうことになる。もしかしたら、「もう話などしたくない!」と思ってしまい、お互い聞く耳を持たなくなってしまうかもしれない。そうなると日々の生活は不幸となる。そうではなく、自分の領域をつくり、適度な距離感を保ちながら接することができれば、相手との接点も見えてくる。これは孫子の兵法の一つの応用例ではあるが、このように、孫子の兵法は現代においても役に立つ思想であることが分かる。

「中国の古典は難しい!敷居が高い!」と僕は敬遠をしてきた。恐らく、多くの方もそうであろう。しかし、本書の内容なら、孫子の言葉が分かりやす書かれており、頭にスッと入りやすいので、仕事やプライベートにおいても『孫子の兵法』を役に立てることができそうだ。

数多くある孫子の言葉のエッセンスが描かれた本書。本書には書かれていない孫子の言葉もあると思うので、是非、続編も出してほしいと思う。

孫子の兵法
 

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目次

 第1章 私のせいで、得意先がつぶれちゃった!?
 第2章 新商品を企画して売り込め
 第3章 低価格米にネット商品、手ごわい敵との戦い
 第4章 大手の価格攻勢に、最大のピンチ!
 第5章 売るべきなのは「お米」じゃなかった?
 最終話 戦わずして勝つ道はある
 よくわかる『孫子』の言葉解説
 あとがき
 
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次回は......ブロガー仲間が書いた本の紹介をしようかなあ.....ブロガー仲間って誰?それは、次回もお楽しみ!


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