書評
人気ブロガーである"マロン先生"こと栗田正行さんの4冊目の著書が出た。今回の著書は先生の子どもに対しての話し方について書かれた『9割の先生が知らない! すごい話し方 50のルール
』だ。マロン先生から送られてきた本書を手に取り読ませていただいた。
本書を読んで思ったことは、子どもとのコミュニケーションを取るということは、大変なことなんだなということだ。特に、子どもとのコミュニケーションは難しいのは、信頼関係が築けないと話しを聞いてもらえない、そして大人と違い、その態度が顕著に表れることだと思う。本書は学校の先生に向けて書かれたものであるため、生徒との信頼関係を築くために必要な話し方について、50のポイントをまとめた内容となっている。
そんな本書の50のポイントのうち、印象に残ったのが以下である。
「一生懸命な人、優しい人ほど余計な情報を盛り込みすぎて、結果として冷たいことをしているのです」と、本書では中谷彰宏さんの言葉を紹介しているが、これはその通りだと思う 。情報を盛り込みすぎると聞き手は焦点を絞ることができず、かえって混乱してしまう。やはり、自分の意図を相手に伝えるためには、やはり「短い文」に要点を凝縮した方が良いということだ。
他にも"「伝わる」には3段階ある"など、子どもとのコミュニケーションを取るうえで、「どうしたら子どもに聞いてもらうことができるか?」という観点から、そのエッセンスが本書に凝縮されている。
僕も一児の父ではあるが、難しい年齢に差し掛かっていることもあり、子どもとのコミュニケーションを取る難しさを感じている。そんなとき、現役の人気がある学校の先生が書いた本書は非常に参考になった。学校の先生のみならず、より深く子どもとコミュニケーションを取りたいと思う親御さんにも、是非、手に取ってもらいたい一冊だ。
※本書は著者の栗田正行さんより献本いただきました。
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目次
はじめに第1章 どんな子どもも引きつける「話し方」のルール
第2章 授業がガラッと変わる「発問」のルール
第3章 子どもがパッと動く「指示」のルール
第4章 子どもからの信頼感が高まる「質問の受け方」のルール
おわりに
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次回は......久しぶりに、セレクト品のネタでも書こうかな?それとも、注目の新刊?それでは、次回もお楽しみ!
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