本書、『会社を辞めないという選択 』を読んだキッカケは、2015年4月14日に池袋にある天狼院書店で開催された奥田浩美さんのイベントに参加したことだ。



このときの対談相手である放送作家・野呂エイシロウさんとのトークは非常に盛り上がり、聴衆を魅了した。また、それと同時に、奥田浩美さんが発する言葉一つひとつに重みを感じたのだ。トークの中で、奥田浩美さんは本書『 会社を辞めないという選択 』の話題にも触れられていたが、僕は「本書を通じて奥田浩美さんはどのようなメッセージを発しているのだろうか?」と興味を持ち、早速読んでみた。

読んでみて思ったことは、「会社に残るほうが良い」という単純な話しではなく、「会社の"向こう側"にあるものを意識し、自分は何を社会に対して貢献できるのかを考えてみよう」というメッセージが込められた本ということだ
。それは以下の文章にも表れている。


■会社を"使う"という考え方

 自分で会社のホームページをイメージし、会社のアピールポイントがわかってくると、会社のどの部分を使って自分は何ができるのかということも考えることができます。小さなことでも構わないので、この会社を使って、会社にとってプラスになり、自分にとってもプラスになることで何ができるのかを考えると会社というものの見え方が違ってきます。

 ここがまさに会社員の強みになるのですが、会社を使える、つまり"会社=財産"になるということです。自分には土地もお金もない。それでも会社があれば、自分のやりたいこともできるかもしれません。

 もちろん、自分の土地やお金を使うように自由に会社を使えるわけではありません。年齢や社歴、組織の中での自分のポジションといったことから、財産をどれだけ使えるのかという制限はあるでしょう。しかしそれでも、大なり小なり何かしら使えるものはあります。そして、一番大事なことは、会社という財産を"使って"、あなたが会社や社会に何かを"与える"という発想です。

(奥田浩美著『会社を辞めないという選択
より P41~P42

会社という組織にいると意外と気がつかないものだが、個人ではとても無理なことを会社の事業を通じて行っている。例えば、「SNSサービスを提供して、コミュニケーションの促進を行う」というようなことを個人で行おうとしてもなかなか難しい。会社だからこそできることはたくさんある。そうして考えたとき、「会社員という選択肢は、良い選択肢ではないか?」と思えるのだ。大事なのは「会社のビジョンと自分の個人としてのビジョンを照らし合わせて、方向性が一緒なのかどうかを考える」こと。それを考え、行動に移したとき、先の文章に書かれているような"能動的な選択"を行っているように思うのだ。
大事なことは「会社を辞める、辞めない」という選択を考えるのではなく、「自分は社会に対して何を貢献したいのか?」と考えることだと思う。本書には42のQuestionが書かれているが、「自分は何をしたいのか?」を考えるヒントになるものばかりだ。そうして「会社の先にあるもの」を意識するようになったとき、自分の進むべき道を見出すことができるようになるのではないかと思う。
 

目次

 はじめに
 第1章 起業家思考があなたの強みを活かす
 第2章 会社に居るからこそ社会を大きく変えられる
 第3章 個人を活かすチーム作りと成長戦略
 第4章 IT、地域、情報格差 -ビジネスで人を幸せにするには
 あとがき 
 

【次回予告】
 気になる方は登録を!→
follow us in feedly 
現在、『頑張らなければ、病気は治る 』の書評を準備です。次回もお楽しみ!


ブログランキングに参加しております。よろしかったらクリックをお願いいたします。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ



 

ITが苦手な事業主やブログ運営者のためのメルマガ! 登録はこちらをクリック!