2015年9月19日(日本時間:2015年9月20日)、一つのニュースが世界に衝撃を与えました。

ラグビーW杯で1勝2分21敗と苦杯を舐め続けたラグビー日本代表が、過去2度の優勝を誇り、3度目の優勝を狙う強豪の南アフリカ代表に34-32と勝利したのです。 (『日本が南アフリカから金星、大会史に残る衝撃的な勝利』)

この勝利にハリーポッターの作者であるイギリス人作家のJ.K.ローリング氏も「こんな話は書けない…」と脱帽したくらい。

それもそのはず。南アフリカは過去のW杯のグループリーグで負けたのは03年のオーストラリア大会で優勝したイングランド戦のみ。

そのことからも、今回の日本の勝利の衝撃の大きさがお分かりでしょう。(『【ラグビーW杯】日本の南アへの歴史的勝利にハリポタ作家も脱帽「こんな話は書けない…」』)


日本ラグビーの歴史的勝利となった要因の一つには、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)のチーム作りのアプローチがあります。

エディー・ジョーンズHCは2003年にオーストラリア代表を率いて準優勝。2007年、南アフリカ代表チームのチームアドバイザーとして同チームのW杯優勝に貢献。

その後、ラグビートップリーグのサントリーの監督として日本選手権優勝と、世界と日本のラグビーを知り尽くした男です。

彼は、ラグビー日本代表HCに就任したとき、「2015年大会でベスト8に入る」ことを目標に掲げました。


そして、今回のW杯の日本代表チームを作る上で、影の立役者ともいうべき人物がおります。

それは、ラグビー日本代表GMである岩渕健輔氏です。

岩渕GMはラグビー日本代表が世界で優勝を目指す存在となるために、以下のことを行ってまいりました。(『岩渕健輔が語る、代表GM5つの仕事。「変えるのが難しいこと」を変える。』)

①チーム強化の方向性の決定
②それを実現するために様々なプランの立案や調整、交渉の実施



彼らの「W杯でベスト8」という目標を達成するために行ったチーム作りのアプローチには、我々が目標を達成するための重要な示唆を与えてくれます。

今回は、ウェブの情報などを読み取りながら、エディー・ジョーンズHC、そして岩渕GMのチーム作りのアプローチを考察し、そこから目標達成への学びをまとめてみました。

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photo credit: Mêlée via photopin (license)


「ジャパン・ウェイ」というビジョンを示す


「W杯でベスト8を目指す」といっても、ラグビー日本代表のW杯での勝利は1回のみ。

しかも、95年大会ではニュージーランド代表オールブラックスに17-145と屈辱的な大敗を喫しております。

また、07年大会ではオーストラリア代表に3-91、ウェールズには18-72と世界のラグビー強豪国には惨敗を繰り返してきました。

そんな過去の歴史からみても、今までの戦い方では世界に通用しないことは明らかでした。


そんな中でエディーHCが示した強化の方針は「強みを知り、強みを伸ばす」というもの。

それは、日本人の俊敏性、フィットネス、スタミナを活かした戦い方です。

具体的には「いろいろなところから組織的に連動しながらパスを多用して相手を崩し、空いたスペースを活用しながら常に攻める攻撃的なラグビー」でした。

そして、それをビジョンとして、スローガンとして明確にしめしたものが「ジャパン・ウェイ」でした。(『 エディー・ジョーンズHCの「ジャパン・ウェイ」指導哲学』)


ビジョン実現のためのプロセスを描き、実行する


「ジャパン・ウェイ」という戦い方のビジョンを示した。だが、それを実行するための強化の仕組みが必要。

「ジャパン・ウェイ」の実現にエディーHCが着手したのが「①フィジカルの強化」でした。

日本を、そして世界を知り尽くした男の結論は、「従来の日本代表のフィジカルでは世界に勝てない」だったのです。

また、攻撃の起点をつくるためにボールを安定させる必要があった。そのためのポイントが「②スクラムの強化」でした。

さらに、エディーHCが最も必要なことと考えていたことが「③価値観の転換」でした。

ラグビーにおける「鎖国化」からの脱却。世界の進歩から取り残された状況の打破が必要と考えていたのです。


そして、岩渕GMはビジョン実現のために、以下のことを行ってきました。
 
①世界一のコーチングスタッフを揃える
②代表合宿の時間を増やす
③世界のトップ10との試合を増やす
 


まずは、①世界一のコーチングスタッフを揃えるです。

先の2点の強化ポイント
①フィジカルの強化
②スクラムの強化
を行うため、FWコーチに元イングランド主将のスティーブ・ボーズウィック氏、フィットネスコーチにジョン・プライヤー氏を招へいしました。

また、フィットネスの指導には元総合格闘家の高阪剛氏をコーチとして招いたのです。


次に、②代表合宿の時間を増やすです。

従来のラグビー日本代表の合宿日数はW杯前年でも85日程度でした。

しかし、エディージャパンでは2014年は年間114日行うなど、明らかに日数が増えました。

前例ない強化体制を敷いたのです。


また、1日3部の練習は当たり前。実戦練習とフィットネス練習を交互に繰り返すなど、試合以上の強度に慣れさせることも行ってきました。

もちろん、これらの強化には教会側だけでは難しく、選手が所属するチームの理解も必要でした。そのため、何度も足を運び、話し合いや調整を行うことを行ってまいりました。


最後に③世界のトップ10との試合を増やすです。

4年間で1度だったトップ10との試合を2013年には4回も試合を組みました。トップ10との試合を通じ、世界とのレベルの差を確認していきました。
 


ビジョンの実現には「プロセスのデザイン」と「行動」が大事!


こうしてみると、ビジョンの実現のためには、月並みとなってしまいますが、やはり「達成に至るためのプロセスのデザインをしっかりと行うこと」、そして「デザインしたプロセスを着実に実行すること」が重要なのだと思うのです。

特に、「達成に至るためのプロセスのデザインを行うことの重要性を痛感しています。


エディージャパンでは「ジャパンウェイ」というビジョンを示しました。

しかし、それを実現するためのプロセスをしっかりと描ききることができなければ、行動しても実のある実行に結びつかないでしょう。

強化方針の明確化、そしてそれを実行するためのサポート体制の構築と具体的なアクションプランを描いた
からこそ、実のあるアクションに結びつき、今回のW杯での南アフリカ戦の勝利に結びついたのだと思います。


最後にお知らせ......5年後の未来と実現のためのアクションプランを描こう!


ところで、みなさんは東京オリンピックが行われる202年には、どのような未来を実現したいと思いますか?

そして、それを実現させるためには、どんなアクションプランが必要と思いますか?

それを考えるためのワークショップを9月22日に開催します。


タイトルは「5年後の未来への旅計画を絵とストーリーで実現させよう」!

言語化→ビジュアル化→言語化を繰り返しながら、漠然と考えている"5年後の未来"の具体的なイメージを、そしてアクションプランを描いてみませんか?

「"5年後の未来"という漠然としたものがこんなに具体化できるんだ!」という感覚を、是非、体験して頂ければと思います。 

皆様のご参加をお待ちしております。

イベントイメージ


開催概要

【タイトル】
5年後の未来への旅計画を絵とストーリーで実現させよう

【日時】
 2015年9月22日(火) 14:00~17:00

【開催場所】
ポールバセット新宿
東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル B1F
地図は
こちら をどうぞ!

【定員】
5名(「こくちーず」で申し込みをされた方)

【料金】
参加費:1,000円
※カフェ代別
※参加費は会場にてお支払いください

【参加方法】
本イベントへは「こくちーず」からの申し込みが必要となります。下記リンクよりお申込みをお願いいたします。
http://kokucheese.com/event/index/334605/




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