みなさんは、「のび太」と聞くと、どのようなイメージを持ちますか?

・ジャイアンやスネ夫にいつもいじめられている!
・ドラえもんの秘密の道具で助けられている!
・勉強ができず、運動オンチ!
etc......

と、「デキないやつの代名詞」のイメージを持っている方が多いと思います。

アニメに登場するのび太も「競争なんかしたくない!マイペースで過ごしたい!」というキャラクターですよね!


ところで、多くのビジネスパーソンは、毎日、競争にさらされ、そして、その中で戦いながら必死に仕事をしていると思います。

しかし、中には、そのような競争になじめず、「できればのび太のようにマイペースに過ごしながら、成果を上げたい」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?


そんな方にピッタリな本が、今回紹介するのび太でも売れます。 トップセールスが明かす世界一ゆるい営業術』(酒井晃士著)です。 


 

著者の酒井晃士さんは、所属する会社で「のび太くん」というニックネームで呼ばれる、のび太のようなキャラクターのサラリーマンです。

しかし、酒井さんは「20代で3度のビジネス表彰(社長賞)を受賞」するなど、のび太のキャラクターとはかけ離れた活躍ぶり。酒井さんは、本書で「世の中は"のび太くん"タイプなりに、うまくいく方法がたくさんある」と述べております。



本書で述べる「のび太くんのうまくいく方法」について、4つのポイントから本書のエッセンスを以下に紹介します。




お客さまを応援する「ゆるされキャラ」を目指す!


PowerPointの資料を使いながら、お客様に商品の魅力や提案内容をロジカルに説明する!そんな「できるビジネスパーソン」の姿に、憧れる方も多いと思います。

しかし、その一方で、「できるビジネスパーソン」はどこか近寄りがたく、「簡単には相談しづらい」というイメージがあります。


むしろ、相談するなら、ちょっとドジなタイプでも憎めない、話しを一緒に聞いてくれる「ゆるされキャラ」のようなタイプの方が気楽に相談できますよね?


酒井さんも「ゆるされキャラになると、営業の仕事もラクになる」と述べております。



みなさんの中にも、営業が向いていないのに行かなくてはいけない。あるいは、営業で成績を上げたいけれど、お客さまに怒られるのが怖くて、なかなかいい関係が築けない・・・・・・と悩んでいる人もいるかもしれません。

では、もし自分が「絶対に嫌われない人」だったら、どうでしょうか?

営業の仕事だって、ずいぶんラクになるとは思いませんか?じつは、そんな人物になる方法があるのです。

それは、「ゆるされキャラになる」ということです。

(中略)

ポイントは、「一緒に問題を考え、立ち向かっていこう!」という立場になることです。 それを目指せば、お客さまは「売りつけられている」とは微塵も感じません。これこそが売れるセールスパーソンの秘訣であり、「ゆるされキャラ」の正体です。

セールスパーソンは、お客さまの代わりにすべてのことを遂行する必要はありません。一緒に問題を考え、解決を目指していくということを意識してみてください。 


酒井晃士著のび太でも売れます。 トップセールスが明かす世界一ゆるい営業術
より P33~P36)


のび太も失敗しても、いつの間にかゆるされているキャラでしたよね?


「隙」や「ツッコミどころ」をさらけ出してみる! 


何かあったときに、他人からツッコミをされたり、イジられたりしたときにどのように感じますか?

プライドが高い人は、それを良しと思わないかもしれません。

だが、のび太のようなキャラの場合、「隙」や「ツッコミどころ」がいっぱい!ツッコまれることにより、逆にお客さまとの距離が近くなり、お客さまから「支えてあげよう」という関係にもなれます。


営業の現場では、足りない部分をお客さまに補ってもらい、自身でしっかりと考えて決断していただいたほうが、うまくいくケースが多いのです。

いずれにせよ、営業において完璧になる必要などはありません。

「酒井さんはこんなこと苦手だよね」と、あえて欠点を理解してもらえるくらいが、人間関係は長く続くものだからです。

抜け道がない完璧な営業を目指すと、セールスパーソンもお客さまも息が詰まってしまいます。

のび太くんをドラえもんがずっと支え続けるのも、欠点がたくさんあるからこそです。

完璧でないからこそ、人はその人に魅力を感じるのかもしれません。欠点も含め、すべてをさらけ出す方が、じつはうまくいくのです。

酒井晃士著のび太でも売れます。 トップセールスが明かす世界一ゆるい営業術  より P106~P107)  


のび太もジャイアンやスネ夫にいじめられておりますが、なんだかんだと言いながらも、実は「いざとなったら協力しあえる」ような"いい関係"を築いております。


そんな関係を築いているのも、のび太の「憎めないキャラ」があるからこそですよね? 


「いい言葉」を大切にする!


「成果をあげる」となると、「何か大きなプロジェクトを担当し、成功に導いた」など、何か"華々しい結果"ということをイメージしますよね?

しかし、成功している人の言動をみると、「小さな積み重ねを大切にした結果、大きな成果に結びついた」ことが多いです。


また、小さな積み重ねを大切にしている人は、「ありがとう」という言葉など、良い言葉を大切にしております。


良い言葉を大切にする!

それは脳に良い言葉をインプットされ、それが行動に表れて、成果に結びついているからです。



自分が発した「いい言葉」を、脳はその通りに認識し、インプットするのです。それは、いつの間にか「本当のこと」として無意識のうちに行動にも表れるようになります。

僕が営業成績を残せるようになったのも、「僕のようなのび太でもちゃんと売れるんだ」と言葉に出して自分にどんどん言うようになったからです。

言葉を意識的に使えるようになれば、きっと簡単に自分をコントロールできるようになるはずです。

酒井晃士著のび太でも売れます。 トップセールスが明かす世界一ゆるい営業術  より P175)    


子どものように、無邪気に生きる!


会社にいると、どうしてもロジカルで物事を考えがちになります。

そして、ときには「べき論」に振り回されることも......

そんなとき、どうしても自分の感情を押さえ、我慢してしまいがちになります。

ロジカル思考の強い職場の中で、酒井さんはそんなときどうしているのでしょうか?本書には以下のように書いております。


大人になり、社会人として働いていると、ついついロジカル一色になってしまいます。周りがデータ重視、ロジカルで合理的になっているのなら、あえて自然に抱くあなたの素直な思い、無邪気な心を大切にしてください。それらを定期的に思いだすきっかけとして、子どもや動物と触れ合ってみるのです。

枠にとらわれ、「べき論」に振り回されて、思考停止になるくらいなら、ときには子どもや動物のように自分の気持ちを優先させて行動してみましょう。

自分の「こうしたい」を大事にし、素のままに生きてみる。

きっと、そこで感じる何かが、人間関係や仕事にもプラスになるはずです。

酒井晃士著のび太でも売れます。 トップセールスが明かす世界一ゆるい営業術  より P202)      


我慢することで自分の心と体のバランスを崩してしまいます。

ときには、のび太のように思いっきり泣くことも大切です。そうすることで、すっきりとした気持ちで、未来を迎えることができます。


最後に 


相手の気持ちに寄り添いながら考える、やさしい気持ちが文章に表れている本でした。

酒井さんのやさしい人柄が表れている本です。


しかし、その一方で、酒井さんの信念が表れているとも思われる言葉が最後に書かれておりました。


「永遠に生きるつもりで夢を抱け。今日死ぬつもりで生きろ」

酒井晃士著のび太でも売れます。 トップセールスが明かす世界一ゆるい営業術  より P212)     


これは、ジェームス・ディーンの言葉ですが、酒井さんが肝に銘じている言葉でもあります。

この言葉を肝に銘じながら、酒井さんは自分のできることを一歩一歩着実にやってきたからこそ、大きな成果をあげることができたのだと思うのです。 


出来杉君にはできない、のび太だからこそできることがある!
 
本書を読んでいると、他人と比較するのではなく、自分のできることを見出し、一生懸命やってみよう!と思わせてくれます。
 

本書のポイント 


のび太だからこそ成果を上げる方法がある!
相手に寄り添いながら、自分のできることを自分なりの方法でやっていこう!





関連書籍 



目次 


 はじめに

 プロローグ

 第1章 「のび太くん」でも自信を持つためには

 第2章 嫌な営業の仕事と向き合うためには

 第3章 お客さまといい関係を築くためには

 第4章 コミュニケーション下手を克服するためには

 第5章 自分なりにでも成長を目指すのなら

 第6章 折れた心を回復させるためには


>>次はこちら

酒井晃士さんの師匠である和田裕美さんの営業本を「気になる本」としてピックアップした記事です。

【気になる本】2015年5月に発売される新刊のうち、「注目の本」をピックアップしました!(その1)



【次回予告】
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次回もお楽しみ!


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