業務上の課題を解決するために、経営状況や市場を取り巻く現況・環境など、情報を収集しながらデータを分析することが求められます。

そして、分析した結果をもとに課題を解決するための「答え」を導き出し、そして、上司や経営幹部に説明することが求められます。


では、導き出した答えを説明する際に求められるのは何でしょうか?

それは、誰が見ても分かる「データ」と、筋の通った分かりやすい「ストーリー」です。

しかし、「データ分析とストーリーって結びつかない!」と思うかもしれません。


でもご心配なく!今回ご紹介する『日産で学んだ 世界で活躍するためのデータ分析の教科書 』(柏木吉基著)では、データ分析からストーリーを導かすための流れが書かれております。

 

本書で述べる「データ分析からストーリーを導かすためのアプローチ」とはどのようなものか?

本書のエッセンスを以下に紹介します。




目次


  • 課題解決のプロセス 
  • 課題ポイントを探る
  • 要因を探る
  • 最後に



課題解決のプロセス

課題解決は5つのプロセスから成り立つ


課題解決のためには、以下の「5つのプロセス」から成り立ちます。

  1. 目的・課題の明確化
  2. 大まかな現状把握
  3. 課題ポイントの特定
  4. 要因の特定
  5. 方策の検討・実施

このとき、初期のプロセスは広い視点から取り組み、プロセスを経ていく中で徐々に絞り込みを行いながら要因を特定し、課題解決のための方策を検討・実施を行います。

図にすると、以下の通りとなります。


問題解決のプロセス



仮説を立てる2つのポイント


先のプロセスのうち、「課題ポイントの特定」および「要因の特定」においては仮説を立てることが重要です。

本書では、仮説を立てるポイントとして、以下のように述べております。


1つは「課題ポイントを特定する」際に、データを分解して比較するために必要な「WHAT型仮説」。もう1つが、「要因を特定する」だめにその要因候補を挙げる「WHY型仮説」だ。

柏木吉基著日産で学んだ 世界で活躍するためのデータ分析の教科書  より P18) 


データ分解の時に大切なのが「何が」の部分。そして、課題の要因を特定するためには「なぜ」の部分が大切となります。



課題ポイントを探る

ポイントは「データの分解」


課題をそのまま捉えても解決の糸口は見つからない!

このため、「切り口を設けて分解し、課題のポイントを明確化する」ことが必要となります。



この時に必要となるのが「WHAT型仮説」

以下の図のように、データを”四則演算”で分解して具体化し、見えてきた軸をピックアップしながら課題のポイントを見極めていきます。

WHAT型仮説構築の例


要因を探る 

2軸で相関関係から要因を特定する


要因と特定するにあたり、役にたつのが「2軸の視点で見ること」です。

課題ポイントでデータを分解すると、データの組み合わせが行いやすくなります。

取得したデータを組み合わせることで、何らかの相関関係が見えることがあります。その相関関係に見出された解こそ、「最終アウトプットを導く要因」となります。


最後に 


本書を読んで思ったのは、分析スキルに必要なのは以下の3点だと思いました。

・問題を解決するために必要な切り口から分解するスキル
・要因を特定するために相関関係を見出すスキル
・課題の把握から結論までを導くためのストーリー
 

本書の本文にはデータ分析の手法について主に書かれておりますが、本書の各章に書かれている「課題解決ストーリー」を合わせて読むことで、本書で述べられているデータ分析の手法を、より理解できるものと思います。
 

※本書は日経BPマーケティング・東城様より献本いただきました。




関連書籍 



目次 


 序章 日産時代の経験から言えること
 
 第1章 課題解決の「プロセス」を知ろう!

 第2章 分解して「課題ポイント」を探ろう!

 第3章 2軸の視点で「要因」を探ろう!

 第4章 2軸の関係を「数式化」しよう!

 第5章 「課題解決ストーリー」の振り返り


>>次はこちら

のび太がトップセールスに上り詰めた営業本を4つのポイントでまとめました。

【書評】のび太がトップセールスになる4つのポイント!『のび太でも売れます』(酒井晃士著)



気になる方は登録を!→ follow us in feedly  
次回もお楽しみ!


ブログランキングに参加しております。よろしかったらクリックをお願いいたします。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ




ITが苦手な事業主やブログ運営者のためのメルマガ! 登録はこちらをクリック!