Googleが提供している無料のWeb解析ツールであるGoogleアナリティクス!
Googleアナリティクスからの情報により、
・アクセス数はどのくらいなのか?
・ どんなユーザーがサイトに訪問しているのか?
・サイトを訪問したユーザーは、どんなページを見ているのか?
・このサイトを訪問した経路は?
など、ブログやサイトの今後の運営に役立つ情報を手に入れることができます。
しかし、Googleアナリティクスは高機能ゆえに、たくさんの情報が表示されるため、「何から手をつけたらよいのか分からない!」となってしまいます。
そこで今回は、Googleアナリティクスでチェックすべき5つのポイントについて解説します。
目次
- まずはユーザーサマリーの数値を把握する!
- 直帰率の高いページを把握する!
- 新規とリピーターの状況を把握する!
- サイトの訪問経路を把握する!
- 検索ワードを把握する!
- 最後に
まずはユーザーサマリーの数値を把握する!
ユーザーサマリーの項目
ユーザーサマリーでは「ユーザーがどのくらい訪問してくれているか?」「どのくらいページを見てくれているか?」を把握することができます。
それぞれの項目の意味は、以下の通りです。
・セッション:あなたのサイトの訪問回数
・ユーザー:あなたのサイトを訪問してくれたユーザーの数
・ページビュー数:あなたのサイトで参照されたページの数
・ページ/セッション:1回の訪問で参照した平均のページ数
・平均セッション時間:1回の訪問でサイトに滞在した平均時間
・直帰率:1ページだけを見て帰ってしまったユーザーの割合
・新規セッション率:新規に訪問してくれたユーザーの割合
・参照方法:ユーザー → サマリー
「時間」「日」「週」「月」という単位で見ることができるので、それぞれの単位で上記項目の推移を見ていくと、サイトが現在どのような状況なのかが分かります。
直帰率が高い場合は要注意!
ブログ記事やランディングページの場合、ユーザーは「そのページの記事を読んで帰る」といったアクションを取ることが多いため、直帰率は比較的高い数値が出る傾向にあります。
反対にECサイトなどの場合では、他の商品を探したりすることがあるため、比較的低い数値が出る傾向にあります。
直帰率が高くても、滞在時間が長ければ「記事をしっかりと読んでくれている」ということがうかがえますが、滞在時間が短い場合では、「記事が読みづらい」「期待していた内容と違っていた」などが考えられます。
いずれにせよ、直帰率が高い場合は「1ページだけを見て帰ってしまったユーザーが多い」ということを示しておりますので、一般的に言われている以下を目安に、他の項目を参照しながら改善の検討を行った方がよいでしょう。
・ブログやランディングページなど:70~80%
・トップページなどの通常のページ:40~50%
・ECサイトやポータルサイトなど:20~30%
直帰率の高いページを把握する!
直帰率の高いページは以下の方法で把握できます。
・参照方法:行動 → サイトコンテンツ → すべてのページ
ページ毎の直帰率が表示されるので、直帰率の高いページに着目し、「直帰率が高い理由」「ページの内容を変更などの改善方法」などを検討するのがよいでしょう。
新規とリピーターの状況を把握する!
まずは概況を把握する!
・参照方法:ユーザー → 行動 → 新規とリピーター
僕のブログの場合、
・新規訪問者:75.96%
・リピーター:24.04%
と、圧倒的に新規訪問者が多いことが分かります。
直帰率、ページ/セッション、平均セッション時間から課題を把握する!
新規訪問者、リピーター別に、直帰率、ページ/セッション、平均セッション時間を見ると、課題が見えてきます。
僕のブログの場合、「直帰率、ページ/セッション、平均セッション時間が新規訪問者の方が低く出ている」ことから、「訪問経路や検索キーワードなどを類推しながらページの改善が必要」ということが分かります。
サイト訪問の経路を把握する!
サイト訪問者はどの経路からやってくるのか?
サイト運営者にとっては、「サイト訪問者はどの経路からやってくるのか?」は非常に気になるところです。
概略は、以下の方法で把握できます。
・参照方法:集客 → サマリー
ここでは、4つの項目が表示されます。英語で書かれていると分かりづらいですよね?
それぞれの項目の意味は以下の通りです。
・Organic Search:GoogleやYahooなどの検索サイト
・Social:FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア
・Referral:ソーシャルメディア以外の参照元サイト(Feedly、Gunosyなど、どこかのサイト)
・Direct:お気に入りなど、特定のサイトがない場合のアクセス
僕のブログの場合、半数以上は検索サイト経由で訪問していることが分かります。
具体的な参照元/メディアを把握する!
それは、以下の方法で把握できます。
・参照方法:集客 → すべてのトラフィック → 参照元/メディア
GoogleやYahoo、Facebookなど、ユーザーの具体的な訪問経路が分かります。
例えば、Facebookからの訪問が期待したほど少ない場合は投稿のやり方を変えるなど、検討の材料となります。
検索ワードを把握する!
ユーザーはどんなキーワードで検索して訪問しているのか?
検索ワードを知ることは、「ユーザーのニーズを把握できる」など、今後のサイトを運営するための情報が満載です。
検索ワードは以下の方法で把握できます。
・参照方法:集客 → 検索エンジン最適化 → 検索ページ

今まで想定していなかったキーワードにより、新たな記事のネタを発見することもありますよ!
検索クエリ―の情報をもとにサイトの修正を!
上位に表示されているにもかかわらず、クリックが少ないといった場合、検索しているユーザーが求めている情報と検索結果で表示されているディスクリプションと異なっている場合があります。
この場合、検索結果で表示された他のサイトを参考にしながらユーザーが求めている情報を想定し、記事を書きなおすなどの対応を行い、最適化を図るべきです。
最後に
Googleアナリティクスでチェックすべき5つのポイントを書きましたが、いかがでしたか?
Googleアナリティクスがもたらす情報は、今後のサイト運営にあたり、有益な情報となります。まだ使っていないのであれば、これを機会に使ってみてはいかがですか?
Googleアナリティクスを活用していくことで、集客や売上にもつながってきますよ!
なお、「初心者のためのGoogleアナリティクス実践勉強会」を2015年12月2日(水)に開催します。詳しくは以下のリンクをご覧ください!
・初心者のためのGoogleアナリティクス実践勉強会「これは押さえておきたい!Googleアナリティクスでチェックすべき5つのポイント」
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