ブログやサイトの現状把握や今後の運営に役立つ情報を手に入れることができるGoogleアナリティクス!
ブログを運営する人にとっては必須のツールと言えます。
しかし、機能が多すぎで活用できていないということも多くの方の悩みの一つ!
そのため、「初心者のためのGoogleアナリティクス実践勉強会」を開催しました。
おかげさまで、事業主や会社のウェブ担当の方など、多くの方が勉強会に参加。
参加者の方々に、「Googleアナリティクスで何ができるのか?」「最初に、どの数値を見ればよいのか?」など、Googleアナリティクスのエッセンスをお話させていただきました。
でも、勉強会でもお伝えした通り、Googleアナリティクスで数値を確認する前に知っておきたいポイントがあります。
それは「ユーザーの行動プロセス」です。この行動プロセスを知っておくことで、解析のポイントがより明確となります。
今回の記事は、 「アクセス解析に、なぜ行動プロセスを意識することが必要なのか?」ということについてのお話です。
目次
- なぜ行動プロセスを意識する必要があるのか?
- AISASモデルってなに?
- 行動プロセスを意識することで分かること!
なぜ行動プロセスを意識する必要があるのか?
Googleアナリティクスの数字だけみても改善個所は発見できない!
「ユーザーがどのくらい訪問してくれているか?」「どのくらいページを見てくれているか?」など、Googleアナリティクスではウェブサイトの現在の状況を数値でしめしてくれます。
しかし、残念ながら、以下の例のようにセッション数やページビュー数などの数字を眺めていても、改善ポイントは見つかりません。
・ページビュー数が少ないので、ページビュー数を増やさなくてはならない!
⇒でも、どうやって増やせばいいの?
・直帰率が高いので、直帰率を低下させないといけない!
⇒でも、どうやって低下させるの?
答えに困ってしまいますよね?
Googleアナリティクスに表れている数字は、サイト訪問者の行動の結果です。
・何をキッカケにサイトを訪問したの?(Googleの検索?Facebookの投稿?など)
・どんな検索ワードで訪問したの?
・サイト内のどんなページを閲覧したの?
これらの訪問者の行動プロセスを意識することで、違った角度から改善のポイントが見えてきます。
AISASモデルってなに?
AISASとはインターネット時代の消費者の行動モデル
AISAS(アイサス)は電通が提唱した消費者の行動モデルです。
以下の5つのプロセスの頭文字を取っております。
・Attention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(購買)→ Share(情報共有)
それぞれの頭文字の意味は以下の通りです。
Attention(注意)
Attention(注意)は、消費者がインターネットで商品やサービスを知る段階です。
例えば、「Facebookで投稿を見て、商品やサービスの存在を知った」、「Googleでキーワードを検索したら、商品やサービスの存在を知った」というように、「知らない→知る」という状態に移行します。
Interest(関心)
Interest(関心)は消費者が商品に関心を持つ段階です。
ブログなどの情報発信を通じて、消費者が何度もブログの記事などに接しているうちに、商品やサービスに関心を持つようになる状態です。「知る→興味・関心を持つ」という状態に移行します。
Search(検索)
Search(検索)は商品やサービスに興味・関心を持った消費者が、商品についての情報を収集している段階です。
このとき、消費者は商品やサービスに記載した情報や口コミサイトなどを参照しながら、商品やサービスの信頼度、価格などを調べ、判断を行う段階です。
Action(購買)
Action(購買)は実際に商品やサービスを購入する段階です。
収集した情報をもとに判断し、「購入する」などのボタンをクリックします。
Share(共有)
Share(共有)は商品を購入した消費者が商品やサービスの体験を共有する段階です。
SNSへの投稿や口コミサイトへの書き込みなどが行われます。レビューの結果、新たな消費者にとての商品やサービスに対する判断材料となるわけです。
行動プロセスを意識することで分かること!
プロセスを意識することで、どこに問題があるかが分かるようになる!
プロセスを意識しながらGoogleアナリティクスの結果を見ることで、どこに改善のポイントがあるのかが分かるようになります。
例えば、以下のように.....
●SNSからの流入が少ない
・(Attention)知ってもらう機会がすくない?→投稿する時間帯を変える......など
・(Interest)興味を惹かない?→興味を持ちそうなキーワードを織り交ぜ投稿する......など
●商品サイトで離脱が多い
・(Search)判断する情報が少ない?→検索ワードなどから求める情報を提供する.....など
・(Search)情報が分かりにくい?→情報を絞り込み伝える.....など
このように、サイトの訪問者の行動プロセスを意識することで、改善ポイントがいろいろと見えるようになっていきます。
最後に
今回は「行動プロセスを意識しながらGoogleアナリティクスで解析する」を書きましたが、いかがでしたか?
「行動プロセス」を意識することで、今後のサイト運営にあたり、有益な情報となります。また、サイト訪問者の属性や興味、求めている情報などを意識でき、訪問者に対して求める情報を発信することにもつながります。
なお、2016年1月13日(水)に、訪問者は何を求めてやってくる?Googleアナリティクスからユーザーの興味を把握する方法」というテーマで、Googleアナリティクスの勉強会を開催します。詳しくは以下のリンクをご覧ください!
・初心者のためのGoogleアナリティクス実践勉強会「訪問者は何を求めてやってくる?Googleアナリティクスからユーザーの興味を把握する方法」
コメント