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日本人の闘い方(齋藤孝著)
Amazon内容紹介より
『闘戦経』はいまから900年以上前、平安末期に書かれた日本最古の兵書である。
当時は『孫子』が広く知られていたが、「日本には日本の闘い方がある」という思想のもとに大江匡房によって書かれたのが『闘戦経』だった。
その兵書を斎藤孝氏が現代社会に置き換え、特にビジネスマンがいかに戦うかをテーマに語ったのが本書だ。
まず心を捉えるのが「心に武を秘めているか」に始まり「剛毅なる心を持っているか」「臍の下に覚悟と気はあるか」といった言葉で、それが各章の冒頭に五十三並ぶ。この言葉だけで「気」が昂ってくるのではないだろうか。こうした惹句のあとに原文、訳が掲載され、解説が続く。
『闘戦経』が示す日本人の闘い方は「ただ勝てばいいというのではなく、どのように勝つか、さらにどのように生きるかに及ぶ」というものだ。
ではどのように闘うか、『孫子』の言う「詭道」ではなく正々堂々と闘う、それこそが日本人の闘い方だという。これをベースに古今東西の幅広い知識を持つ著者が古典や人物を例に挙げながら、現代人、特にビジネスパーソンがいかに闘っていくべきかをわかりやすく解説していく。
著者は「武の精神が九百年にわたり我々の精神の根底にあり続けたことに感動する」と語るが、確かに本書の一言一言が我々の琴線に触れる。
日本人であるならば「心に武を秘めているか」と問いかけながら読んでほしい一冊だ。
■気になるポイント
日本の古典や知恵に長けている齋藤孝先生が今回取り上げたのは日本最古の兵法である『闘戦経』。「日本人の戦い方」とはどのようなものなのか?
タイトルを見て、興味がわいた本ゆえに、今回ピックアップをいたしました。
女子高生社長、経営を学ぶ(椎木 里佳/椎木 隆太著)
Amazon内容紹介より
・「サンデージャポン」「人生の深イイ話」などに出演で話題の女子高生社長・椎木里佳さん。
彼女のお父さん・椎木隆太さんも「秘密結社鷹の爪」で有名な上場企業の社長です。
女子高生社長の里佳さんが、社長であるお父さんに「経営ってなんですか?」をぜんぶ聞いてきました。
・これから経営を本格化する里佳さんがリアルな質問、意見をぶつける、リアルな経営・起業入門です!
■気になるポイント
いつもながら思うのですが、「15歳で起業した!」というのですから驚きです。そして、それを許したお父さんも!
社長である娘が社長であるお父さんにリアルな経営や起業に関する質問をぶつけながら答えるという内容に、「どんな内容の本になっているのだろう?」と興味津々です。
仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。(小西 利行著)
Amazon内容紹介より
サントリー「伊右衛門」ほか、数々の名作CM・ヒット商品の裏に、この「メモ」がありました。・仕事のスピードが追いつかない、・いきなり大勢の前で話さなければならなくなった、・まったくアイデアが出てこない、・チームの若い人が苦しい思いをしている、そんなときに自分を救ってくれる「メモ術」が、本書を読むだけで、一生身につきます!本書は、いま広告業界でオファーが絶えない気鋭のコピーライターが、自身のハイパフォーマンスを支えている「メモ書き」について解説したもの。
著者は、この「メモ書き」で常時、数十もの案件を同時並行で進め、期待以上の結果を出し続けている。「型」となるのは、以下の3ポイント・情報をシンプルにまとめて整理する「まとメモ」・クリエイティブ発想を引き出す「つくメモ」・人に伝えて心を動かす「つたメモ」この3ポイントを中心に、著者の実際の「メモ」を交えながら、打ち合わせをしているとき、ひとりアイデアや考えをまとめているとき、誰かに説明・説得するとき、メモに何を書けばいいのか?を解説する。また、この本では、著者と親交のある「メモの達人」である作家・伊坂幸太郎氏との対談も掲載。
■気になるポイント
『「考えているのに出てこない」と悩む人によく効くアイデア発想法~コピーライター・小西利行インタビュー(前編)』 (ライフハッカーより)
そんな著者の「メモ書き」のノウハウがまとまった本が出版されると知ったので、ピックアップしました。
著者のノウハウはもちろん、メモを取るにあたってどのようなことを考えているのか?その思考法にも注目をしたいです。
100円のコーラを1000円で売る方法(永井孝尚著)
Amazon内容紹介より
「省エネルック」が失敗して「クールビズ」が成功した理由とは? 「キシリトールガム」が売れた理由は? など、実例をあげつつストーリー形式でMBAマーケティング理論が学べる! BtoBマーケティングの基本が楽しく身につく一冊。
美貌で男勝りの商品プランナー・宮前久美が挑んだのは、“Appleにできて日本企業にできない壁"であった。 はたして彼女は、日本が抱える課題――「高品質で多機能、でも低収益」から脱却できるのか? コトラーからブルーオーシャン、キャズム理論まで、マーケティングの基本がわかる、10の物語。
※2011年12月刊の同名単行本の文庫化作品です
■気になるポイント
ストーリーの面白さと具体的で分かりやすい内容から、2011年に発売された直後に話題となり、ベストセラーとなった同書。僕も今でも時々読み直すことがあります。
「マーケティングに興味があるけど、 どうやって実践したらいいのかわからない!」という方にはおすすめの本ですよ!
>>次はこちら!
・【気になる本】2016年1月に発売される新刊のうち、「注目の本」をピックアップしました!(その2)
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